みやび通信

好きなゲームについて色々書いていきます。たま~に攻略記事あり。

魂売(Switch)

魂売
Taiga
2024年1月25日
Nintendo Switch


本作『魂売』は、Taigaさんの『通夜』(2023年)に続く2作目のホラーゲーム作品。価格は『通夜』よりも100円高い300円で提供されています。安い!

 

本作はここ数年のホラーゲームではトレンドといっていいウォーキングシミュレーター作品。ゲームは主人公の大学生である佐藤美咲を操作し、ネットカフェでアルバイトとして業務をこなしていく過程で怖いことが起きるという流れ。全体的にチラズアートの『閉店事件』(2022年)インスパイアといった感じ。
前作では生きた人間が一人も登場しませんでしたが、今作ではアクの強いキャラクターが3人登場。

 

店長の間島はいかにもパワハラしそうなクソ野郎で、当然スタッフからは嫌われていて「死ねばいいのに」と思っている者もいるという。

 

バイトリーダーの山崎は新人の主人公に優しく仕事のイロハを教えてくれる人物。ただ、チュートリアルキャラ過ぎて、セリフでそのまま「Aボタン」「Yボタン」などのメタ発言をしてしまうのが玉にきず。ちなみに裏で店長に対して「死ねばいいのに」と発言したのがコイツ。

 

謎のおじさん。全くよくわからない存在だが、たぶんストーカー。

 

さて、タイトルにある魂売(こんばい)ですが、バイト中にパソコン画面にあらわれた「あなたの魂を出品しますか?」という質問に「出品する」を選ぶと画面が真っ赤になることから、何かしらの契約を結ぶ行為だと思われます。
この、赤い画面になってから本作の難易度がぶち上るので要注意。

 

細かいクリア条件は不明ですが、おそらくこれまでのノウハウを生かして店の「食事提供」「掃除」「マンガの返却」「ゴミの片付け」を制限時間内に終わらせないとバッドエンド。画面の暗さは設定で変えられるものの、赤が強すぎて画面がよく見えない。特に困るのが食品の配置。上の写真を参考にしてもらうと少しは役に立つとは思いますが、注文はランダムなので作り置きが出来ないのが辛い。
前作と違い直前の日付でオートセーブされているのでチャレンジ自体は苦ではないのですが、その分難易度が上がっています。

 

この最終日だけで2時間近くプレイしましたが、結局クリアできず。
ストリーマーさんの配信でトゥルーエンドを拝見しましたが、魂売という言葉の意味はよく分かりませんでした。

 

感想
ヒトコワ系かと思って進めていたら理不尽巻き込まれ型にハマって意味不明エンド。これはこれで面白い。ホラーゲームでなければここまで変な体験は出来ないでしょう。何よりもコンスタントに低価格で配信することに価値があると思います。ただ、開発者自身がネタ的に消費されることをある程度想定しているのなら、難易度はもう少し下げてほしいところ。
次作があればもちろん買いますし、もう既に楽しみでもあります。

 


©Taiga