みやび通信

好きなゲームについて色々書いていきます。たま~に攻略記事あり。

2023年に遊んだ新作ゲームランキング

 1.スーパーマリオブラザーズ ワンダー(Switch)
 2.Starfield(Xbox Series S)
 3.Season: A Letter to the Future(PS4)
 4.パラノマサイト FILE23 本所七不思議(Switch)
 5.バイオハザード RE:4(PS4)
 6.The Cosmic Wheel Sisterhood(Switch)
 7.ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(Switch)
 8.Alan Wake 2(Xbox Series S)
 9.A Space For The Unbound 心に咲く花(PS4)
10.Hi-Fi RUSH(Xbox Series S)


2023年の新作から個人的に面白いと思った順に並べてみましたが、今年に限っては様々なジャンルから驚くような傑作が生まれた年でもあるのでそこまで差はない感じがします。あと10本足したいくらい、とにかく面白いゲームが多かった!
以下、今年プレイした全てのゲームを記しておきます。


【Switch】
バイオハザード リベレーションズ2』『SD シン・仮面ライダー 乱舞』『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』『POST VOID』『LOOP8』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』『地球防衛軍2 for Nintendo Switch』『俺の有休恋物語』『FINAL FANTASYピクセルリマスター』『Road 96: Mile 0』『通夜』『Christmas Tina ‐泡沫冬景 -』『Pokémon LEGENDS アルセウス』『OCTOPATH TRAVELER』『真砂楼』『Vampire Survivors』『ピクミン4』『DREDGE』『Unheard ―罪の代弁―』『つぐのひ』『なつもん!20世紀の夏休み』『イハナシの魔女』『ポケットモンスター バイオレット ゼロの秘宝』『スイカゲーム』『台北大空襲』『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』『ご当地鉄道 for Nintendo Switch !!』『The Cosmic Wheel Sisterhood』『恐怖の世界』『デイヴ・ザ・ダイバー』『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜』『SUPER NO ONE LIVES UNDER THE LIGHTHOUSE』『SUPER STAY OUT OF THE HOUSE』『ghostpia シーズンワン』『あつしの名探偵』


PS4
バイオハザード RE:2』『バイオハザード RE:3』『バイオハザード RE:4』『龍が如く 維新! 極』『マフィア コンプリート・エディション』『ドラゴンボールZ KAKAROT』『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』『殺しの館』『ブラッドウォッシュ』『The Good Life』『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』『A Space For The Unbound 心に咲く花』『Eternights』『Season: A Letter to the Future』

 

Xbox Series S】
『Starfield』『Hi-Fi RUSH』『Sea of Stars』『Forza Motorsport』『Thirsty Suitors』『龍が如く7外伝 名を消した男』『Dordogne』『Alan Wake 2』『Jusant』『COCOON

 

【PC】
『ファミレスを享受せよ』

 

スマホアプリ】
『Dear Esther』『探しものは、夏ですか。』『スクールガールストライカーズ2』『KABU BOY』『ドアを開ける短いゲーム』『忘れないで、おとなになっても。』


以上の全66本。毎年Switchの総プレイ時間が200時間程度だったのに対して、今年は800時間を超えていました。ゼルダだけで300時間なので、過去最高にSwitchで遊んだ年でした。私生活では去年の100倍忙しくてしんどかったのですが、そのせいで睡眠障害になり結果的にゲームいっぱいできたので良かった!…と思うようにしています。


2020年に起きたパンデミックによって、ゲームはもちろん、映像系のサブスクリプションが一般家庭に普及して久しいですが、今年はそれぞれの方向性の違いが明確になった年ではなかったかと思います。
Netflixは去年の11月から広告付きの新プランを開始し、それに追随した形でAmazon Prime Videoも来年1月から広告付きをデフォルトとしていく。同時的にYouTubeTVerなどの基本無料の映像コンテンツにもCM量の増加が見られました。
ユーザーは視聴環境を以前の状態に戻したいがために課金を促される。内容の良し悪しとは全く関係ない単なる水増しではあるけど、こうしたことはゲーム業界も散々やってきた事でもあるわけです。
ただ、ゲームの場合、特にオンラインゲームに関してはこうした依存性を利用した集金システムは、ギャンブルを引き合いにしてこれまで散々批判されてきたわけで、対策と修正を幾度となく繰り返してきた歴史があります。
近年では長時間プレイを前提としたMMOが廃れ、一回のプレイ時間を10~20分としたバトロワ系が台頭してきたことも記憶に新しいですが、最近では買い切りのオフラインゲームでも短時間のプレイによる満足度が重要視されています。

 

   スイカゲーム(Switch)

今年Switchで大流行した『スイカゲーム』には制限時間も対戦モードも存在しない。しかも超低価格。

同じくSwitchで爆売れした『Vampire Survivors』もスマホゲームのような中毒性と直感的なわかりやすさを兼ね備えていながら無課金。発売当初はストーリーすらなかった。
これら2つのゲームがストリーマーからカジュアル層に広がっていったというのも象徴的ですが、こういった時代の空気をもっと意図的かつ戦略的に打ち出していったのが任天堂でしょう。

 

   スーパーマリオブラザーズ ワンダー(Switch)

スーパーマリオブラザーズ ワンダー』では制限時間を排除。オンラインで知らない人と助け合うことでステージクリアの敷居を大幅に下げながらも、ゲーム体験としてはこれまでにない満足度が得られる。様々なアイデアが惜しみなく積め込まれ、プレイヤーは驚きと期待感の洪水にのまれながら、気が付いた時にはエンディングに辿り着いてしまっている。ピーチ姫をプレイキャラクターとしてデフォルトで選択できるのも、今年公開された映画の設定と繋げることでジェンダー的な問題を軽やかにクリア。しかも来年にはピーチが主役の新作も控えているという用意周到ぶり。
任天堂作品ではピクミンの新作もワンダーと同じコンセプトを別のアプローチで再構築することでカジュアル層からコアゲーマーまで満足させる作品に仕上がっていたわけで、任天堂の先見性の高さを改めて認識させられました。

 

   Starfield(Xbox Series S)

ベセスダのオープンワールドゲーム『Starfield』も、こうした現代的なゲーム環境を突き詰めた作品。宇宙というこれまでにない広大な世界を舞台としながらも、1周のプレイ時間は過去作と比べると大幅に短縮。しかも、そうしたゲームデザインそのものをナラティブに落とし込んでいたのには驚愕しました。

 

   Alan Wake 2(Xbox Series S)

一方、アドベンチャーゲームの世界では大分前からこうした試みはされていて、全世界で300万本を売り上げた『Life is Strange』(2015~2016年)は単話で数か月にわたり配信されたのちにパッケージ化されました。こうしたテレビドラマ的な試みをゲームに取り入れた先駆的な作品であるアランウェイクの続編が13年ぶりに発売された2023年に、『Life is Strange』を開発したDontnodがセリフの存在しないパズルゲーム『Jusant』により高度な環境ストーリーテリングを志向したのも感慨深い。

 

   龍が如く7外伝 名を消した男(Xbox Series S)

今年はゲームを売るための戦略にも大きな変化が見られました。というより、そうした戦略の成功例がたくさん生まれた年であったように思います。SEGA龍が如くシリーズは年々プレイ時間が膨大なものになっていくという特徴がありますが、スピンオフ作品の『龍が如く7外伝 名を消した男』は、シリーズファンに人気のサブクエストを簡略&省略し、派手なアクションとストーリーをメインにすることで短時間プレイによる高い満足度を目指した作品。価格も抑え、初日からXbox Game Passで遊べるようにもした。結果的には大成功で、開発者が想定する2倍の売り上げを記録。海外向けのプロモーションとしても大成功といえるでしょう。

 

   パラノマサイト FILE23 本所七不思議(Switch)

スクウェア・エニックスの『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』も低価格のダウンロード専用ゲームとして成功した好例。スクエニはこれまでもこうした試みは行ってきましたが、開発は新人や海外スタジオを使っていたため、どうしても質的に見劣りする部分がありました。パラノマサイトはスマホ部門にいたベテランデザイナーを起用することで見事に「安くて面白い」商品となり、更に配信初日から割引を実施。結果、口コミで爆発的にヒット。海外でも広く受け入れられるほどの知名度を得ました。スクエニのような国内で大きな影響力のある企業がこうしたチャレンジをすることには大きな意義があると思います。

 

映像系のサブスクが価格操作で戦争している間に、ゲームはその構造をいつの間にか現状に合わせて最適化し、しかも質がやたらと高いものを無数に、しかも多岐のジャンルにわたって生み出していたというのが今年の率直な感想です。去年までは主にストーリーを中心に各作品に注目してきましたが、そんな問題は普通に突破した上で「どうしたら面白くなるか」という遊びの原点を未来に据えた志の高い作品が多かった。
現在の各サブスクの方向性から考えるとゲーム系も同じ道を辿る可能性が高いので、今遊ぶならGame Passが充実しているXbox Seriesがお薦めです。
あと、「短時間で満足度の高い作品」はスマホゲーでも増えていますが、「満足度」の解釈が安易な感動系に流れる傾向が多く、魅力を感じられませんでした。やはり海外の良質インディーから過去のエロゲー移植まで網羅しているSwitchが現時点では最強でしょう。

 

 

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