みやび通信

好きなゲームを中心に、様々な文化・エンタメについて書いています。たま~に攻略記事あり。Amazon アソシエイト・プログラム参加者です。

令和ロマンの娯楽がたり(TVer)

年1回の特番で、今回が3回目となる放送。
これまで見たことがなかったので事前のダイジェスト版を見てみたけど、何を話しているのか全くわからなかった(特にノスタルジーコンテンツに関するくだり)。
今回、通しで見ることでようやく趣旨が理解できた。この番組は特に何も語ってはいないし、真面目に考えながら見るようなものでもない。
最初のテーマが「リアリティショーの未来」についてで、2025年に流行ったものだけで来年どうしたらよいかを語り合うという割とどうでもいいような内容。
ただ、出演者が三宅香帆と伊沢拓司という、所謂「令和人文主義」にカテゴライズされてしまった人たちなのが興味深い(ちなみに中盤から登場するぐんぴぃも何故かその枠に入れられている)。
とにかく思いついたワードを言い合って、ああでもないこうでもないと無責任に語るのが番組の趣旨なので、バラエティ的な盛り上がりに期待するようなものではないのだろう。
賢人たちが芸人様に嚙みつくはずもなく、緊張感もない。
噛ませ犬的な席にはAマッソ加納とニューヨーク屋敷。加納は人畜無害で器用に立ち回っていたが、屋敷は終始場違い的な反応をしていた。ここ数年、尖った企画の深夜番組で使われがちなAマッソとニューヨークだが、どうにも役不足な感じがこの番組でも如実に出てしまっている。
番組全体としては平成初期の、糸井重里いとうせいこうが司会を務めていたトーク番組に近いコンセプトを感じるものの、かつてのビートたけし景山民夫のように場を圧倒してまとめ上げるようなタレントは不在。
その代わりとして合間合間に永野が出てきて全てを爆笑でひっくり返す。
貴族を集めて適当に喋らせておいて、たまに猛獣投入みたいな賽の河原システム。
永野は本来もっとレアキャラとして登場するべきだとは思うが、みんなのトークがつまらなすぎるからか、やたらと頻繁に飛び出してくる。セット奥の扉から出てくるたびに毎度申し訳なさそうに腰が引けているのには笑った。
しかしこの番組、永野がいなかったら見れたもんじゃない。
この中でテレビタレントとして替えがきかないのが永野しかいない。
永野も永野で、それまでのトーク内容を全く踏まえない(特に2025年の永野の適当さは度を超えていた)。しかしこういう、チームプレイには欠かせない関係性を躊躇なく突き破ってくるところに他の芸人にはないダイナミズムを感じる。


この番組が立ち上げられた3年ほど前から新しい形のトーク番組が数多く作られ始め、現在においても乱立している状態が続いている。

恐らく令和ロマンはその筆頭として活躍する予定だったのだろうが、色々あって見事に失速。

結局覇権を握ったのは上田晋也藤本美貴の番組で、そこでの芸人出演者の比率は低い。

芸人単体だと永野の一人勝ちで、この番組ももはや永野の番組といっても過言ではない。

旬の文化人を起用しているのは良いが、全く活かせていないのが残念。

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