MXグランプリ 異端芸人決定戦
#3 6月ラウンド
TOKYO MX
6月29日(日)放送
この番組は…夏開催予定の「MXグランプリ~異端芸人決定戦~」特番への出場をかけ、芸人やマネージャーからの推薦を受けた“カタヤブリ”な芸人たちが登場!その「尖りすぎるネタ」と「激ヤバな個性」を人気芸人審査員がジャッジ。次世代のお笑いブレイカーズたちが自らの力で扉をこじ開け、時代を駆け上がる瞬間を4ヶ月に渡ってお届けします!『異端の逆襲』がいま始まる・・・
MCはケンドーコバヤシ!6月ラウンドの審査員はハリウッドザコシショウ&藤本敏史(FUJIWARA)&徳井義実(チュートリアル)&ふかわりょう
【出場芸人】
サドドド(東京演芸協会)ジャジャジャジャーン(TWIN PLANET)
プーケットマーケット(ビクターミュージックアーツ)
ユビッジャ・ポポポー(ユビッジャ・ポーポレーション)
虹の黄昏(フリー)
4月から始まった東京MXによる新しいお笑いコンテストがこの『MXグランプリ~異端芸人決定戦~』。
第一回目の審査員にマヂカルラブリーがいて、前回の優勝者が童貞芸人の横山メイデンだったので「ああ、またああいうやつ(内輪ノリ)か」と思って見逃がしていたが、今回の大会を見て少し後悔。
この番組、水の企業がスポンサーなので、今月のラウンドで優勝しても商品がペットボトルの水だけという、ドラゴンボールのナムしか喜ばなさそうな大会なのだが、そんな中でベテラン芸人・虹の黄昏が優勝してめちゃくちゃ喜んでいたのが印象的。
審査員は豪華なのだが、ここ10年くらいのふかわりょうは見ていて本当に辛い。見ていると脳の充電がすごい勢いで減っていく感じがある。虹の黄昏に対しても、お笑いスター誕生でタモリがとんねるずに「なんかわからないけど面白い」と言ったエピソードを美談として重ねていたけど、当時のとんねるずって20歳前後だし、そのセリフ言ったの赤塚不二夫じゃなかったっけ?
次点として選ばれたのは、ユビッジャ・ポーポレーション所属のユビッジャ・ポポポーというピン芸人。
真空ジェシカの推薦VTRが長めにスベッた後、満を持して登場したユビッジャ・ポポポー。
不穏な空気を醸し出しながらマイペースにネタを進めていく天竺鼠川原インスパイア。
と思わせて、中盤からはユビッジャの個性が爆発し、スタジオは笑いの渦に飲み込まれる!
審査員のチュートリアル徳井が指摘していた通り、途中2回流れたBGMが、ピアニカにノイズエフェクトをかけたような独特なシンセ音で、あまりにもキテレツ。他にも、ZAZYっぽいフリップでイチかバチか強引に締めようとして失敗してみたりと、他人の寝言のリミックスを聴かされているかのようなトリップ感を漂わせながら終わっていく無意味この上ないネタ。5回見返したけど、2回目がいちばん面白かった。
あと、この番組が良いのは、内輪ノリがないところ。出場者全員が行儀よくネタを鑑賞し、審査員の顔がアップで抜かれることも少ない。
フジモンが虹の黄昏を評する際に言った「近頃悪いニュースばっかりじゃないですか、こういうのが今必要なんじゃないかな」という、bot識別システムに引っかかりそうなテンプレ発言からもわかる通り、他事務所のマイナー芸人をよく知らない吉本の審査員が多少困惑しながら苦笑いしてしまうような緊張感がある。
ただし、視聴者的にはネタに集中できるので嬉しい。
ABEMAでも似たような企画はあるが、なかなかこのバランスは実現できない。
ケンコバを司会に置いたのは大正解。良い大会だ。