みやび通信

好きなゲームを中心に、様々な文化・エンタメについて書いています。たま~に攻略記事あり。Amazon アソシエイト・プログラム参加者です。

Three Minutes To Eight(Switch)

Three Minutes To Eight
Chaosmonger Studio
2023年12月21日
PlayStation 5、Nintendo SwitchPlayStation 4Microsoft WindowsXbox Series X/S、LinuxXbox OneMac OS

本作『Three Minutes To Eight』は、エストニアを拠点とするChaosmonger Studioによるインディゲーム。PCによる初出は2023年10月23日。
Chaosmonger Studioはゲームの他にもアニメやミュージックビデオなど、多くのコンテンツを手掛けている。
以下、10個ある内の5つのエンディング到達後の感想。
※ネタバレなし


サイバーパンク記憶喪失ループ


ゲームの冒頭で開発者による文章が表示されるのだが、この時点でもう何かが始まっている。

 


2045年12月初頭、午後7時33分。自宅のアパートで目覚める主人公(名無し)の記憶は混濁していて、明確な目的もわからない状態でゲームはスタートする。

 


輝くネオンや空飛ぶ自動車、サイバーパンクな街で暮らす人々は皆どこか奇妙で話は微妙に噛み合わない。
マップは自宅のアパートと路地。切り替わるたびに時間が一分間進む。自宅の部屋移動やエレベーターの乗り降りもカウントされるため、あっという間に時間は進む。

 


午後8時に到達する3分前の7時57分。主人公は必ず死ぬ。
そしてまた目覚める12月の午後7時33分。


アイテム管理で脱出を目指そう


プレイを進めて行くことで自然とこの世界の仕組みを理解していくことになるのだが、どうやっても7時57分に必ず死が訪れ、全てがリセットされてしまう。
しかし、再スタートする際に重要なアイテムを一つだけ持ち越すことができる。
アイテムの使い道には地道な試行錯誤が必要で、時には何の見当もつかないまま7時57分を迎えることもあるだろう。
そして、この世界はリセットされるたびにランダムに変化する。
そのため厄介なことに、とある人物に渡したいアイテムがあったとしても、今回の世界には存在しない場合もあるのだ。
そうした時は機転を利かせて、手持ちのアイテムで最善の結果を目指すしかない。
エンディングは全部で10パターンに分岐するが、そのほとんどがアイテムに依存するため、多くの重要アイテムを手に入れて持ち越していけば攻略の難易度は徐々に下がっていく。
手持ちのアイテムの中には二つ組み合わせることで効果を発揮するものも少なくないので色々な組み合わせを試してみよう。


重要な時間


このループ世界の限られた時間の中でも、毎回必ず決まった事が起きる時刻が二箇所ある。
ひとつは、主人公に死が訪れる7時57分。
そしてもうひとつは、どこかで何かが爆発した音が聞こえる7時45分だ。
この二つの時間にどの場所にいるかが、この世界の謎を解く上で非常に重要となる。
同じ場所で時間を経過させたい場合は、タバコに火をつけることで一分間だけ進めることができる。

 

ユニークなキャラクターたち

本作はループによる会話の反復が避けられないわけだが、そうしたシステムを汲んでか、セリフは短く簡潔に、しかし各キャラクターの個性を損なわない程度の絶妙なラインをキープしている。
セリフはフルボイスとなっており、演技や内容もいちいちユニークで飽きさせない(ディスコエリジウム感がある)
それぞれのキャラクターの特徴をつかみ、上手く攻略に利用していこう。


感想


面白い。
アイテムの使い方によって話が思わぬ方向へ分岐していくループもの、というのが新鮮に感じられて良かった。1ループ当たりの間隔が短いので、主軸に壮大な伏線を張れないことが、逆にエンディングの種類を多様化させ、それによって本来生じてしまうであろう不自然さを回避している。ゲーム自体は時限式パズルで、頭の中でヒントを組み合わせながら行動していくわけだが、基本のシナリオ自体に複雑さがないので謎解きに集中しやすい。
ステージの変化がランダムなので、見逃しているのか詰んでいるのかがわかり難いのが唯一の欠点。

 


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