みやび通信

好きなゲームについて色々書いていきます。たま~に攻略記事あり。

ブラッドウォッシュ(PS4)

ブラッドウォッシュ
Puppet Combo
2022年11月17日
Nintendo SwitchPlayStation 5、PlayStation 4Xbox OneMicrosoft WindowsXbox Series X/S

 

本作『ブラッドウォッシュ』は、Puppet Comboによるインディーゲーム。Puppet Comboの日本でのコンシューマーデビュー作は『殺しの館』(2021年)だが、本作はコンシューマーによる2作目のゲームとなる。
PCによる初リリースは2021年9月16日。同年末に発売された『Christmas Massacre(虐殺クリスマス)』はサンタクロースとなって人間を殺しまくるという、楳図かずお先生の傑作短編漫画『プレゼント』を彷彿とさせる作品だが、これはおそらく日本で発売されることはないだろう。

以下、クリア後の感想。
※犯人に関するネタバレなし

 

前作『殺しの館』と同様、VHSなど画質の選択肢は豊富。PS1~2時代のゲームを思わせるローファイな表現は相変わらず健在だが、ラジコン操作が廃止され、FPS視点のみでの操作となる。

 

主人公は大学生の女性サラで、現在妊娠中。アルコール依存症の彼氏リアムと同棲しているが、妊娠していることはまだ伝えていない。

FPS視点のためサラの顔は見られないが、会話から察するにそこそこの美人らしい。彼氏もずっとトイレで嘔吐しているため、どんな人物なのかわからない。
明日、仕事の面接なのに着ていく服がない。アパートの共同洗濯機が壊れているため、もう夜も遅いが仕方なくバスに乗り24時間営業のコインランドリーへと向かう。

 

深夜、バスを利用する客は少ない。運転手も変わり者で、どこか気味悪く感じる。

 

とてもまともだとは思えない客が隣の席に座ろうとしてきて戦慄。
今作の特徴として、ウォーキングシミュレーターのような要素が強調されていることが挙げられる。バスで他の客が乗降する間には現実と同様の待ち時間を過ごさなければならない。戦闘やステルスは終盤まで発生せず、あくまでも無力な主人公が不条理な出来事や惨劇を目撃するという演出に留まっている。

 

コインランドリーに着くと、最近巷を騒がせている「子宮の切り裂き魔」の話を耳にする。子宮の切り裂き魔は妊婦だけを狙う殺人鬼だ。

そして、正に今いるこの場所こそがヤツの狩場であるという不穏な情報。
バスの待ち時間同様、衣類を洗濯する時間も当然待たなくてはならない。

 

暇をつぶすための携帯ゲーム機やコミックが用意されているが、特にコミックの方は非常に出来が良く、様々な場所に置かれているのでつい集めたくなる。

 

隣接する他のショップを覗くことも出来るが、やはりどこか普通でないように思える店員が多い。
アダルトコーナーに入り、出ようとすると目の前に突っ立っている店員には驚かされた。本筋とは関係ない、こうした日常演出の面白さも前作にはなかった要素だろう。

 

洗濯が終わり、乾燥機の時間を待っている時、最悪な事態が起きる。
ここからは武器を入手して抵抗しつつ逃げまわるパートとなる。
銃の標準は甘いが、FPS視点を主軸した作りとなっているため前作よりは簡単。
戦闘よりも、逃げながら様々な証拠を見つけて真相に辿り着けるような導線が引かれており、ゲームとしてはかなり快適だ。

 

地下には惨殺された女性の死体が。やはり犯人は世間で噂されているルイス・ケネディなる人物なのか?

 

まーまさか!

 

 

果たしてサラは無事に衣類の乾燥を済ませ、明日の面接に行くことができるのか!?

 


ブラッドウォッシュ!!!

 

 

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