The Church in the Darkness
Paranoid Productions
2019年10月3日
Nintendo Switch、 PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windows、 macOS、 Mac OS
『The Church in the Darkness』はアメリカのインディゲーム。PCでの初配信は2019年8月2日。
周回プレイを前提とした作りのため、4周ほどクリアしてみての感想です。
カルト教団のキャンプに潜入
ゲームの舞台は1977年、南アメリカのジャングル。
カルト教団「コレクティヴ・ジャスティス・ミッション」のキャンプでは500人の信者が自給自足の生活をしており、畑を耕したり、武装のために射撃練習をする人の姿があちらこちらに見られます。
プレイヤーは警察官の主人公ヴィクを操作して、甥であるアレックスの安否を確かめるべくキャンプへ潜入。
トップビュー視点のステルスゲー
キャンプにいる信者に見つかると捕らえらてしまいます。イージーモードでは上の写真のように敵の視界が可視化されますが、密集している場合が多く、上手く家屋やタンスの中などに隠れてやり過ごしましょう。
武器を手に入れると敵を殺せますが、死体を隠さないで放置していると見つかって警報を鳴らされてしまいます。
見下ろし型のファークライといった感じですが、武器の種類も所持できる弾薬の数も多くないのでルートの確保が最重要。
アイテムや会話によって協力者やアレックスの居場所が地図に示されますが、これは毎回ランダムなので序盤は地道な探索が必要。マップ自体は変化しないので慣れてしまえばこっちのもの。
マルチエンディングシステム
エンディングは全部で19種類。
プレイヤーの行動によってゲーム内に様々な変化が加わるのが本作の特徴。
捕まってしまった場合でも、それまでに誰も殺していなければ許してくれたりするので、そのまま脱出してゲーム続行可能。
誰にも見つからずアレックスを救い出して脱出することも出来るし、教祖を見つけ出して殺害することも出来ます。こちらの行動によってキャンプ内に流れているラジオの内容が変化したりするのが毎回新鮮で楽しい。
プレイヤーの選択やミスまでもがゲームに反映され、プレイするたびに違うストーリーを体験できるので、周回プレイのマンネリを上手く回避しています。
せっかくアレックスを救っても、スタート地点まで連れて帰らなければならず、銃弾一発で死んでしまうのでなかなか大変。
設定はかなり作り込まれており、マップ内で発見できる手紙や協力者との会話を通してカルト教団の実態や教祖の秘密などを詳しく知ることが出来ます。
感想
カルト教団という設定に興味を持ってプレイし始めたのですが、ステルスゲーとして中々歯ごたえがある内容だったので手紙を読む余裕もなくガンガン進めてしまいました。
まだゲームに慣れていない序盤は結構難しく感じられますが、マップや敵の動きをある程度おぼえてくる2周目からは俄然面白さが増します。
しかしマップをある程度探索し終えてしまうと1周で様々なパターンを試すことが出来るので、19種類あるエンディングを全て見るには相当な根気が必要かと。
単純ながらも興味深い設定や練られたシステムによって何度もプレイしたくなる魅力を持ったゲーム。
Switch版はロードがとても長いので注意!
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