みやび通信

好きなゲームについて色々書いていきます。たま~に攻略記事あり。

あつまれ どうぶつの森(switch)

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あつまれ どうぶつの森
任天堂
2020年3月20日
Nintendo Switch

 

今作『あつまれ どうぶつの森』が発売されてから約一ヵ月後の明日4月23日に初の無料アップデートがありますが、発売日から今日までのバージョン1期とでもいうべき一ヵ月のプレイ感想を書いてみたいと思います。

 

どうぶつの森シリーズはWii街へいこうよ どうぶつの森』とWiiUで発売されたすごろくゲーム『どうぶつの森 amiiboフェスティバル』以外は全てプレイ済み。

なので正直もうこのシリーズに期待することもないし、普通にゲームそのものかユーザー層が世代交代するだけなのだろうと高を括っていましたが、完全にドはまりしている状態で…本当にすみませんでした!

最近ではもっぱら『スタデューバレー』ばかり遊んでいて、「1000円ちょっとでこのクオリティのものが買えて、さらには無料の大型アップデートが発売から4年経ってもあるし、ぶつ森とかもう古いよね」なんて思っていたのです。

そう思うには理由があって、まず『どうぶつの森』というのは「どうぶつ縛り」というものがあって、例えば他の牧場系ゲームのように料理が出来ない(獣肉が使えない)とか、馬にも乗れないし家畜も飼えないわけで、広がりとして限界を迎えたのではないかということ。初代64版で目指したものはゲームキューブ版で完成されているし、携帯機との抜群の相性で爆発的ブームを巻き起こしたDS版の方向性も3DSで完成された感があったわけです。

その後は開発側も他の方向性を模索して『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』や『どうぶつの森 ポケットキャンプ』などのスピンオフを作って、それらはそこそこ面白かったものの本編ファンを満足させられるようなものには成り得ず、switchが発売されてからはずっと本編待望論があったわけです。

最後に発売された本編『とびだせ どうぶつの森』の発売が2012年ですから、そういう待望論を唱えている人達は30~40歳にもなって他に何の楽しみもなく、いつまでもノスタルジーにしがみついている本当に可哀そうな人達なんだなと冷ややかな目で見ていたわけです本当に申し訳ない…

 

謎のゲーム性

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どうぶつの森に関するレビューをいくつか読んでみたのですが、このゲームの面白さの本質に触れているものは見当たりませんでした。

『SIMS』に代表される生活シミュレーションや、一見とても似ているように見える『牧場物語』とも何かが違う。

今作『あつまれ どうぶつの森』では崖を削ったり道を敷いたりするビルド要素が加わりましたが、似たゲーム性を持つ『マインクラフト』とも全く違うし…うーん、何なんでしょうこれは。

久々に新作をプレイしてみてひとつ気が付いたのは、珍しい虫や魚を捕まえた時に「無性に誰かに言いたくなる」という気持ちになったこと。

この感覚は世代は違えど子供の頃に『ドラクエ』や『ポケモン』で経験したものと一緒だと思うんです。その感覚を大人に成っても感じられるのは凄いことだな、と。

これってたぶんアイテム自体にあまり余計な価値が付随していない事と関係しているのではないかと思います。料理や武器の材料(素材)としての価値を与えてしまうと最初の発見が目標の途中経過にしかならず、その後は作業になっていくわけで。ただ、その作業もゲームの面白さとして間違ってはいないし『どうぶつの森』の中にも作業ゲー要素は多く含まれているわけで、考えれば考えるほどわからなくなっていきます。

 

絵がキレイになっただけ

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他のゲームで素晴らしいビジュアルに感動することはもちろんありますが、それらの多くはディテールへのこだわりだったりするわけです。

ところが『どうぶつの森』では前作とそのままの世界が単純にハードのスペックに合わせてキレイになっただけ…なのにもの凄い効果が出ていることに驚き!

あと音楽もヘッドフォンを付けてプレイすると素晴らしすぎて感動します(楽曲自体は昔から良い)。この感じはこれまでのシリーズで特に感じていなかったので私の中では新しい発見でした。

そもそもこのシリーズ自体が昔からあまり変わっていないわけで、ただ単にハードのスペックが上がっただけで面白いと感じるのは錯覚で、開発側がこの作品の良さを把握して様々な要素の足し引きを的確にやらなければ成し得ない所業であり、「企業秘密」とか「秘伝の味」みたいな言葉がこれほど似合うゲームもないなと思います。

 

リアルタイムによる弊害

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発売日からしばらくは夜しかプレイできなかったので、お店は閉まっていて、住民の大半は眠っている状態で過ごしていました。

その後は土日などに一日中遊んで面白くなってきましたが、最初の数日間は正直退屈で、今作ではお店や博物館などの建物が後々条件を満たすことにより解放されていく仕様なので2日目くらいでキレそうになりました。お店は夜10時に閉まってもボックスにモノを入れておけば翌日銀行に振り込んでくれるのですが、閉店時は手数料として2割引かれるので最初の一週間は友人に「クソゲーなんじゃないか⁉」と愚痴が止まりませんでした…すみません。

 

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今作では商店が開いてから30日間経ってやっと最初の改装工事が始まるのですが、このスローペース加減は人によって評価が分かれるかとは思います。

いくらこのゲームが好きでも1年間やり込むという強い意志を持って買う人ばかりではないので、何らかの救済は欲しかったです。

とはいえ、せっかちな人はswitchの日付を進めてプレイしているわけですが、そのやり方だと飽きるのも早まるだろうし、何とも悩ましいところ。

 

まとめ

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単なる印象をつらつらと書いただけでゲームの説明にもレビューにもなっていませんが、発売から20日目で島に「とたけけ」が来てエンディングを迎えてからも一日も欠かすことなく遊んでいるわけで、今作でも『どうぶつの森』の世界を最高に楽しんでいる状態。

今回追加された要素も別にあってもなくてもよかった程度にしか思えず(棒とか)、何が進化したのかも全く見当がつかないのですが、相変わらず、やっぱり面白い!と思える作品でした。

いつかこの謎を解き明かすために明日からの新しいアップデートも隅から隅まで楽しんでいきたいと思います!

 

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