ホラーSENSE~だるまさんがころんだ~
コーエーテクモウェーヴ
2019年1月25日
PSVRのホラーゲーム。
タイトルにある「SENSE」とは、本作がもともと全国のアミューズメントパーク・テクモピアで稼働中の「VR SENSE」という筐体専用のゲームだったため。
©コーエーテクモウェーブ All rights reserved.
調べてみるとこのような形の筐体なのですが、驚くのはその機能
なんと風や香りまで感じることが出来るそうです。
これは是非一度実際に体験してみなければ!
で、今作『ホラーSENSE~だるまさんがころんだ~』は上の機能を省いた家庭用バージョンというものなのですが、体感こそ薄れるものの自宅をお化け屋敷にするにはもってこいの十分な怖さがありました。
プレイヤーは4人の仲間たちと一緒に夜の廃校を探索します。
ストーリーは2話で、探索中に落ちているメモの切れ端を集めることでエンディングのルートが分岐します。
ゲームの基本的なルールは一般的な「だるまさんがころんだ」と同じで、鬼がこちらを向いていない時に近付いて行ってタッチすれば勝ち。
〇ボタンしか使いません。
まっすぐな廊下を進んでいくだけなので3D酔いしやすい方でも割と大丈夫かと思います。
むしろオープニングムービーの方が酔うかも?
コーエーテクモといえばホラーゲーム『零』シリーズが有名ですが、今作のホラー演出もちゃんとVRを想定した優れたものが多いです。
霊的なものはもちろん、ムカデやネズミなどの生理的嫌悪感を促すようなものがありつつ、本当に生々しいグロやゴキは出てこないのは有難いですね。
悪趣味に陥らず正統派のホラーに仕上げているのは好感が持てるし、安心して楽しく人と遊べるようになっています。
クリアすると通知表に評価が出ます。
これっておそらく頭の動きなんかも感知していて「動揺した・してない」という評価が与えられるのだと思うのですが、大の怖がりの友人に「動揺なし、鉄の心臓」という評価が下された時、私の頭に一つの疑惑がよぎりました…
お前、目閉じてやっただろ!!!
そうです、このゲームの最初のステージは「だるまさんがころんだ」という声が聞こえている間だけ〇ボタンを押せばクリアできるようになっているのです。
せっかく怖がりの友人の絶叫が聞けると思っていたのに!!!
…ですが安心してください( ̄ー ̄)ニヤリ
最初のステージこそ目を閉じていてもクリアできますが、ステージ2においてはもうその手は通用しません。
ステージ2では赤く光る目のお化けがこちらを見てきて、目を合わせるとゲームオーバー!どうしたって目を開けなければいけないわけです。
なんという秀逸(意地悪)なゲームデザイン!
さらにその後解放されるハードモードでは「だるまさんがころんだ」と鬼が言っている間だけ進んでも間に合わない時間制限付き!
鬼の姿も非常に見え辛く、瞬きする余裕すらありません。
しかもハードモードでは鬼がこちらを見ている時は頭も動かしてはいけないというルールまで追加されています。
…最高ですね!
私はまだハードモードはクリアしていませんが、怖いとかそういうのではなくて、あんまりやりすぎると慣れちゃって怖くなくなるので制限しています。
全然怖いとか、そういうのじゃなくて…。