みやび通信

好きなゲームについて色々書いていきます。たま~に攻略記事あり。

ドラクエ10~バージョン4.4の感想

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ドラゴンクエスト10のバージョン4.4(2018年12月5日~2019年3月19日)の感想です。

約3か月ぶりに課金したのですが、バトルトリニティだけ初日にやってアプデ3日前に課金してストーリーをプレイしました。

 

ストーリー

今回は未来のプクランド大陸が舞台なのですが、宇宙が出てきたり過去改変の話があったりと期待出来そうな内容。

未来のプクリポは宇宙に逃げていて、コロニーを維持するために強制労働的な事(エネルギーを吸われる)をさせられていて元気がないので過去を改変して元気を取り戻そうというお話。

過去改変ものだと『バックトゥザフューチャー』のようなわかりやすい作品でも、それによって起きるリスクを中心に描かれています。時間や因果関係に翻弄される登場人物達の緊張感がドラマを成立させているわけです。

主人公はプクリポにかつての笑顔を取り戻そうと現代へと時間跳躍するのですが、そういった場合に普通はサーカステントがなくなった原因を取り除くとか、芸人大量失踪事件みたいなことが起きて、その事件を未然に防ぐとかのドラマが展開されると思ったのですが、そういったことにはならず「演芸が行われている舞台の様子をビデオに撮って未来のプクリポに見せる」だけで解決してしまいます。

で、「あんなもんで笑顔を取り戻せるなんてプクリポってすげえな」だって…。

子供向けの『ドラえもん』映画ですらきちんと描いているものすら放棄。

この話ってすごく複雑で、現在から1000年後にプクリポ達が宇宙に逃げて、そこから更に6000年が経過しているのですが、プクリポが元気を失ったのはその中の100年程度の話で。時間のスケールとシナリオの小粒感がミスマッチすぎて全然頭に入ってきません。

他の方のストーリー感想ブログをいくつか読んでみましたが、1000年後の未来の話だと思っている方や6000年前の話だと思っている方までいます。

時間の概念をしっかりと捉えて上手く説明出来ないならこんな設定は無意味です。

 

今回はマップもそんなに広くないし、無駄なお使いに振り回されることも少なくパズルも簡単。相変わらずムービーは丁寧に作られていてテンポも良い。

このゲームって前からそうなんですけど、キャラと設定をまず作って「かわいい」「かっこいい」「でかい」みたいな感動的なムービーの上に適当なシナリオを置いているだけなんですよ。

過去や未来に飛べるのもSF的な舞台(マップ・ご都合展開)を作れるからで、別にそれを生かしたドラマは描けないっていう。

 

パクレ警部の事件簿

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ドラクエ10のストーリー史上最も多くのプレイヤーに酷評された『パクレ警部の事件簿』。

多くの苦情が寄せられ、その結果運営を動かし「追加シナリオの追加」(現在未実装)という前代未聞の事態にまで発展しました。

内容はパクレ警部をメインに据えたコメディとなっており、シナリオは他のキャラクターズファイルに比べても良い方だと思います。

ただ、今作のストーリーが「キャラクターを掘り下げる」というコンセプトに則しているかというと、主人公がパクレ警部である必然性(キャラの個性・他シナリオとの繋がり)が全くないもので、更にはオチのSF展開が世界観をぶち壊すようなものだったことが批判の軸になっていました。

ドラクエ10の開発チームはパクレ警部が初登場した初期から大分入れ変っていて、そこには慎重さが求められるわけですが、そういった配慮も全くなし。

ドラクエ10のシナリオは全体的に酷いものですが、初期の良い思い出と共にあるキャラや世界観だけは守ってほしいというプレイヤーの気持ちは切実です。

ドラクエ10のプレイヤーは時代背景や世界観を無視した課金アイテムを受け入れる代わりにストーリー内で起きる齟齬を各自で脳内変換して整合性を保っていたわけですが、今回のパクレ騒動で限界を超えた人がついにキレたっていう。

「ストーリー」というもの自体の評価が非常に個人差の広いもので、別にどうとでもいえるし、裏を返せばどうでもいい。ベタなストーリーや、ほとんどストーリーのないゲームにだって良いものは沢山あるし、ゲーム評価の主軸から見ると全くあてにならないものが「ストーリー」なんですよ。

だから「ストーリーが面白い」っていうのはゲームの評価ではなくて「私はこのゲームを受け入れます」という表明になる、という程度のもの。

具体的な批判に対して「でもストーリーは良い!」と返すのは頭が悪すぎるとは思いますが、個人的にそのゲームのストーリーや世界観を肯定して嗜好することはファンとしては自然な在り方のひとつだと思います。

ドラクエ10は多くのそういったストーリーやキャラのファンに支えられていたのに、そこから批判されるということは相当な事です。

メインストーリーからこぼれたトビアスの話を除けば、キャラクターズファイル自体が課金アイテム促進と運営の悪ノリに満ちたもので、こういった騒動になるのは必然であったように思えます。

 

バトルトリニティ

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所謂MOVA系といわれる複数人による対人ゲーム。

日本ではSEGAが2010年からアーケードで稼働させていた『ボーダーブレイク』が人気で、数回のバージョンアップを経て現在でも稼働しています。

CS機では『オーバーウォッチ』が有名ですね。

近年のオンライン対人戦といえば『PUBG』や『レインボーシックス シージ』が爆発的な人気を得ていますが、これらのゲームが最初から高評価だったかというとそうではなくて、多くのプレイヤーからの要望や批判を受け入れ対話していくことによって完成度を高めていったという過程があります。

ドラクエ10にそういった柔軟性があるとは思えないし、そもそもアップデートを繰り返すことによって良くなるには、それを実現する土台が必要。

実装初日に何回かプレイしてみましたが、どこをどうすれば良くなるとか、そういうレベルではありませんでした。

今流行りの複数対人ゲームの波に乗っかって適当に作って放置でしょう。

コロシアムやアストルティア防衛軍と一緒だと思います。

 

マイタウン問題

バージョン4.5に実装予定のマイタウンを巡ってちょっとした騒ぎがありました。

以前からマイタウンの情報は小出しにされてきたのですが、最初はみんなが遊べるコンテンツの一つのようなそうでないような細かい詳細を伏せて発表していたのですが、2019年2月の公式配信では「レンダーヒルズの上位互換」「値段が2~5億G」ということが発表されて一部のプレイヤーの反感を買いました。

所謂「ハウジング勢」の言い分によると「ハウジング好きな人はそんなにお金がない」「お金のある廃人は買ってもハウジングしないからもったいない」ということらしいのですが、ハウジングするかどうかは個人の勝手だし、安くしたら「ハウジングに興味のないお金のない人」にも買われてしまうのでは?

それと2~5億Gが高額かどうかも個人的感覚の範疇です。5億は辛いかもしれませんが3億程度ならレンダーヒルズの上位互換に見合った値段かと。

コインボスが高額だった頃にも「戦闘が好きだから無料でやらせろ」という人はいたし、言い分はわかるのですが、こういった競争があった頃の方がオンラインゲームとしては盛り上がっていたのも事実です。それをこの時期にハウジング関係でやることに異論を唱えるのは間違ってはいないと思うのですが、様々な意見を見る限り納得のいく解決法はないように思えました。

ハウジング勢の「がんばっている人が報われない」というような意見を見るにつけ「ハウジング勢ってがんばってたの?」「好きでやってるみたいな雰囲気めっちゃ出してたけど...」という違和感を感じてしまいました。

他人のハウジングを熱心に見ている人間なんかごく少数で、たまたま目にしたら「すごいですね!」くらい言うかもしれませんが、そこまで当人達が選民意識を高く持っていたなんて正直知っていましたが、引きます。

 

ジャンルの細分化

前回バージョン4.3の感想でも書きましたが、今のドラクエ10は大きな影響力を持った個人の周りに人が集まっているというより、特定のジャンルに特化した人たちの小さなコミュニティが点在しているような状態。上に書いたハウジング勢もそうだし、常闇・聖守護者などのバトルを楽しむ人達や、ドレア勢・チャット勢・コロ勢などとかなり細分化されていて、プレイヤー全体に共通する要素は年々薄まってきているように見えます。

沢山の人を呼べるような配信者は軒並み引退し、ブログランキング全体のPVや5ちゃんねるの書き込みもここ数か月で目に見えて減少しています。

プレイヤーの総数はそこまで極端に減っているわけではないと思うのですが、全てのコンテンツをやらなければならないという意識は大分なくなっているようです。

7年間かけて積み上げてきたコンテンツを個人が全て消費することは時間的に無理ですし、個々が自分の嗜好に合ったものを取捨選択して遊ぶのは当然の流れ。そうなるとプレイヤー全体に向けた間口の広い情報を個人が提供する事にも無理が生じてきます。今後の流れ的には特定のジャンルに特化した攻略や趣味を発信していく人達が細々と残っていくのではないでしょうか。

一つの懸念としては、ゲーム側がそういったバランス感覚を著しく欠いており、先の「ハウジング勢はお金がない」のような、ユーザーのローカルな規模の批判を受けることが今後多発するのではないかということ。

パクレ警部の騒動もそうですが、勢いのあるゲームでこういった細かい部分での批判が出てもそこまで炎上して拡散されることはまずあり得ません。取るに足らない事だからです。

ゲーム全体に勢いがあれば小さな問題は淘汰されて本質的な批判が残るのですが、もはやいちプレイヤーに全体を把握することが難しく、小さな問題がまるで全体の意見のように拡散されて、そういった炎上をまとめサイトが面白おかしく取り上げることによってネガティブなイメージだけが外部に放出されてしまいます。

小さなコミュニティの人達は、他のコンテンツに馴染めなかったりあきらめたりしてようやくそこへ辿り着いたわけで。良く言えば他のユーザーにとっては無害な存在なんですけど、その反面自分のテリトリーのものに関しては譲れないものがあるわけで、融通が利かないんですね。そんなものに運営がいちいち対応するのは物理的に無理なのでは?

パクレ警部騒動は追加シナリオという形で一応収めましたが、今後もこういった問題が多発することを想定した決断だったのかは疑問です。

 

ドラマ『ゆうべはお楽しみでしたね』 

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テレビ画面に映るドラクエ10のプレイ動画はなかなか衝撃的でした。

普段全くテレビを見ないのでよくわからないのですが、カメラワークや演技の一つ一つが見る者に強い不安を与えてきます。

一話目はゲーム映像やドラクエネタが多くて楽しく見れましたが2話目以降は相当辛いです。

スクエニの勘の悪さは時として『FF15』のような怪作を生むことがあるので見逃せないのですが、このドラマや『FF14』を題材にした『光のお父さん』も原作があるぶん無難で普通に質の低いものに落ち着いてしまっています。

しかしこの時期にこういうドラマを企画したこと自体に大きな意味があります。こういうヤバい企画はこれからもどんどんやってほしいですね。

 

 

ドラマの影響なのかわかりませんが久々に入った初心者サーバーは他のサーバーよりも賑わっていました。メギストリスでは討伐売りもないのに多くの人が集まって雑談しています。大体がドラクエ10と古参プレイヤー(おっさんとおばさん)の悪口で、学生っぽい人が多いようです。

現在ドラクエ10はバージョン2まで無料で遊べるキャンペーンを実施していて、無料の人はチャットが出来ないのですが、正直このゲームを今からドラクエのナンバリングとして楽しむにはちょうど良い範囲だしチャットもしなくて良いと思います。

他の派生作品に出てくるキャラをチェックするのにも適しているので今遊ぶならドラクエファンにはお薦めですね。

 

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