絶体絶命都市2‐凍てついた記憶たち‐
2006年3月30日
『絶体絶命都市4』の発売を来月に控えて、久々にPS2とPSPを引っ張り出してきて過去作をプレイしたので、その感想です。※ネタバレなし
久々にやってみると処理の重さに驚きます。
走っているとスローになるのは前作同様としてもロードの長さ、さらにはセーブするだけでも結構な時間を吸われます。
これからやろうと思っている方は覚悟が必要です。
今回私は2周しました。
やはりおもしろい!!!
去年出た『巨影都市』にあるようなゲームの面白さ・魅力はこの『2』の時点でほぼほぼ完成していますね。
あとはもうディテールの変化を楽しむのみ。
水害の恐怖と美しさが共存する名シーン
今回は水害をテーマにしているので前作とは違ったアクションを楽しむことが出来るし、災害に遭った人の個々の問題を描くというよりはミステリ・サスペンス要素を大きく打ち出している(複数主人公)のでマンネリも回避できています。
新要素も多くて、一緒に行動しているキャラに好感度が設定されていたり、謎を解くための簡単なパズルもあります。
コレクション要素である衣装やコンパスも大幅に追加されています。
これらの要素が程よいバランスで散りばめられているので全体的なゲームバランスは本当に素晴らしい!
このシリーズが様々な問題点を抱えているにもかかわらずこれだけ愛されているのは、開発者が本気でプレイヤーを楽しませようとしているのが伝わってくるからだと思います。
開発費が足りないだけで、手を抜いている感じが全くしない。
セリフの選択肢や衣装のバリエーションでプレイヤーの自由度もあり、災害に関してはリアリティを重視し、ミステリ・サスペンスで飽きさせない工夫。
ここまでプレイヤーに尽くしているゲームはなかなかないですよ!
今作の比嘉夏海さん
ひとつ難点を言えば、前作の主人公である須藤真幸の章をプレイするための条件が解り難くて2週目を強要されること。
しかもこの須藤編をプレイしても物語にあまり変化がないんですよね。
隠し要素なのか真エンディングなのかがよくわからない。
シリーズ的にはこの分岐要素はこの一作でやめてしまいましたがこれはこれでまた挑戦してほしいです。
絶体絶命都市シリーズでは最重要作品ともいえる今作は是非ともリメイクしてほしい。ゲームそのものはこのままで良いので、とにかく処理の重さと左右反転、あとは誰が着れる衣装なのかの表示さえやってくれれば未来永劫愛される名作なので是非ともリメイクしてもっともっとたくさんの人に遊んでほしいです!!!