みやび通信

好きなゲームについて色々書いていきます。たま~に攻略記事あり。

ドラクエ10~バージョン4.2の感想

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ドラゴンクエストXバージョン4.2(2018年5月30日~9月6日)の感想です。

 

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これは久々の大量休止&引退者を出しそうなスケジュールですね!

私は5月~6月は一切インしていませんが、この時期に多くの配信やSNSでの動きを見ているとFF14への移動が多く見られました。

 

ストーリー

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1300年前のオーグリード大陸を舞台に展開されるストーリー。

前回のテンポの悪い長ったらしい説明は鳴りを潜めてシンプルでわかりやすく、内容は特に印象に残るようなものではないけれど、やはり過去マップやエピソードなどは興味深いものが多くとても楽しめました。

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こちらのキャラクターズファイルも丁寧に作られていて良かったです。ボリュームよりも解り易さを重視した無難な作りは短時間のプレイでも満足感があります。

 

期間限定コンテンツ

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海のイベントは2~3回やったことがありますが今回は渡された紙に書いてあるクイズを解いていくというもの。ちょうどこの日は開幕直後に乗り込むことが出来たのですが激ムズでした…。

たまにはこういうのも良いかも?

 

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今流行りのオンラインゲーム『Dead by Daylight』は非常に優れたオンライン対人ゲームです。かくれんぼ&鬼ごっことホラー演出がオンライン対戦の緊張感を相乗的に高めてシンプルながら飽きの来ないデザインが秀逸で派生作品も続々誕生しています。

この『真夜中プリズラン』はとてもじゃないけど派生作品とは言えない作りになっています。

おそらく運営的には「鬼ごっこゲームが流行ってるんだって!」くらいの認識だったのでしょう。見事にただの退屈な鬼ごっこゲームの出来上がりです。

ある意味今のスクエニを象徴するようなゲームと言えるでしょう。

 

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去年初登場して人気を博した『幻の海トラシュカ』。

特に大した新要素もなかったので報酬だけもらってやめた方も多かったはず。

せっかくおもしろいのだから発展させればいいのに…。

 

新ボス&マップ

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ゲルニックです。

これはスルーしました。

最近のアクセは複数の効果が付くものが多く、特に今回のような特殊な耐性が付くものは今までは筆ボスの役割だったかと思うのですが、こういうものは総じて実装時に使い道を見出せないものがほとんどで倉庫を圧迫するだけなんですよね。

特に重要性の低いものは必要に迫られた時だけ作るのが良いと思います。

こういったコンテンツの延命処置は結果的にコインや必要装備の価値を落としてしまっているように思えますが、きっとこれも今後の方針の一環なのでしょう。

 

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アストルティア防衛軍に新マップ『ツスクルの村』が追加。

追加された約2か月後に課金したのですが募集が全くありませんでした。

びっくりするほどの過疎。

仕方ないので数回防衛だけしました。

 

レベル開放

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レベル開放(100⇒105)から約2か月後の2018年8月2日時点でカンストしている人の割合が国勢調査によって発表されました。

0.8%だったようです。

メタキンコインの枯渇や新ボス未実装などの理由が考えられますが、一番の大きな理由としてはやはり「レベルを上げても大したステータス向上がない」ということ。

「レベルを上げて強敵に挑む」というドラゴンクエストアイデンティティを根底から否定するような仕様にはドラクエ10のゲームとしての限界を突き付けられたようで、ユーザーはただただ目を背けることしか出来ません。

 

プロデューサー交代

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 ドラクエ10の立ち上げから現在までプロデューサーを務めてきた齊藤陽介氏が交代を発表しました。

私もニンダイ時代からドラクエ10関係の動画はほとんど見ているので感慨深いです。

齊藤Pはドラクエ10を悪い意味で炎上させて盛り上げたり初心者大使などの企画で盛り下げたりしてくれた功労者なので今後彼が不在になってドラクエ10界隈がおとなしくなってしまわないかが心配です。

齊藤Pはエニックス時代に実写ゲームを沢山作っていました。私は実写ゲームを集めているので彼の手掛けた実写ゲームはほとんど持っています。

今思うと初心者大使企画をゲーム化したかのような思いつき先行な作品ばかりで全部クソゲーでしたね。

私はクソゲーも集めているので今後ドラクエ10クソゲーじゃなくなって凡ゲーにならないかということも危惧しています。

齊藤P、今まで本当におつかれさまでした!

 

絶滅危惧種のMMO

ドラクエ10のサービスが開始された2012年はまだスマホの普及がそれほどだったのでオンライン上で知らない人とチャットでコミュニケーションをとるのが新鮮で楽しかったんですよ。

現在のドラクエ10が古臭く感じるのは2012年にプレイヤーが望んでいたようなことばかりに力を入れているからだと思います。

着せ替えアバターやハウジングにどこでもチャット。

こんなものはもう誰も作ってないんですよ。

これと全く同じようなシステムでドラクエ10の上位互換ともいえるサービスがかつてplaystation3にあったplaystation homeだったのかと。

playstation homeには今のドラクエ10がやっているようなアバターやハウジングがメーカーの垣根を越えて実装されていて、そこで組んだフレンドとPS3のオンラインゲームで遊べるという柔軟性までありました。

しかしこのサービスは2015年初頭に打ち切られ、現在それに代わるようなサービスも実装されていません。

ほぼ同時期に任天堂のチャットサービスも打ち切られています。

ユーザー同士のコミュニケーションサービスというのは管理がとても面倒。暴言なども取り締まらなければならないし、特に子供のユーザーを多く抱えている任天堂なんかは積極的にやりたがりません。

ちょうどそこへスマホが普及して誰でもSNSを利用するようになったのでコミュニケーションはそっちで勝手にやってくれということなんでしょう。

 

ゲーム内で他人とコミュニケーション出来ることに珍しさ・目新しさを感じられなくなった時代においてオンラインゲームはもう一度そのゲームの質の向上に回帰していっているように思えます。

今ではオフラインがメインのゲームでも当然のようにオンライン機能が備わっています。

現在オンラインゲームは2012年から2段階くらいの進化をして先鋭化されたビッグタイトルがしのぎを削っているような状況。

こういった理屈からドラクエ10を「古臭いゲーム」として批判するのは簡単ですが、もう誰もMMOなんて作ってないから相対的な評価が出来ません。

ドラクエ10は2012年のゲームです。

今回バージョン4.2を遊んでみて、そのあまりにも時代錯誤な佇まいに愛おしさすら感じ始めました。

あんまりやりたくない、でもなくなってしまったら寂しい。

そんなアンビバレンツな気持ちを胸に抱きながらこれからもこのドラクエ10を見守っていきたいと思います。

 

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